レコーディング用語集
■ 一発録り(一発録音)
複数の楽器の音を、レコーダーに同時に録音する手法の事。
■ オーバーダビング(重ね録り)
既にレコーダーに録音されている音を聴きながら、楽器などを演奏し、その音を録音すること。また、<オーバーダブ>や、<かぶせる(又はかぶせ)>とも呼びます。
■ かぶり
マルチマイク録音において、複数の楽器を同時に演奏・録音する際、録音対象とは別の楽器の音がマイクに入り込む事。
例) ドラムのマイクにエレキギターの音がかぶらないよう配慮した。
■ CUE BOX/キューボックス
演奏者の手元で、複数チャンネルの入力レベルが調整可能なミキサー付きのヘッドフォンアンプの事。
例えば、ギター録音の際、演奏者本人が演奏しやすいように、ドラム・ベース・クリック等、各楽器それぞれの音量バランスを整える事ができます。
■ トラック
レコーダーにおいて、複数のパートやサウンドをそれぞれ個別に、独立して録音/再生させる為の記録領域。
例えば、ドラム録りでは、バスドラム/スネア/タム/トップ等、個別にマイクをセッティングし、それぞれの音をそれぞれのトラックに録音させる事で、ドラムサウンドのコントロールがしやすくなります。
■ 波形編集
音声をデータ化し、コンピュータ上で任意の箇所で分割したり、また、コピーをしたり、不要な部分を削除するといった編集の事。
■ バラ録り
収録予定の楽器を、同時ではなくひとつずつ順番に録音していく方法の事。
■ パンチイン(部分録り)
曲中の任意の部分だけを録音し直すこと。
■ ピッチ
音の高低のこと。
■ ブース(サウンドブース)
レコーディングスタジオで、楽器演奏や歌唱等、実際に演奏される空間の事。
■ プラグインエフェクト
DAW上で使われる、コンピュータの演算処理で動作するエフェクターの事。
エフェクターと言っても、ハードウェアではなくソフトウェアなので、大多数のエフェクターをコンピュータ内に保有する事ができます。Studio246 GROUPでは、DSPカードが演算処理を行うPRO TOOLS HDなので、コンピュータ(CPU)に負荷をかけることなく、大多数のプラグインエフェクトを使用しても非常に安定した動作が得られます。
■ MASTERING/マスタリング
アルバム全体を通して、ミックスダウンした曲を聴いた際、音質や音量のバランスが揃って聴こえないこともあります。その為、ミックスダウンして作られた各収録曲をイコライザーやコンプレッサー等を用いて加工し、様々な再生環境でもより良く聴こえるように、最終的な曲の音量や音質、音圧、また曲間を調整する作業をし、プレス工場へ提出するためのマスターCDやDDPファイルを作る作業のこと。
■ MIX DOWN/ミックスダウン
ミックスダウン(トラック・ダウン)とは、ドラム/ベース/ギター/ボーカル等、レコーディングをした各パートの様々なサウンドの音量や定位を、曲の雰囲気やニュアンスが聴き手によりよく伝わるようにバランスよくミキシングして、ステレオ・2トラックのマスター音源にまとめ上げていく作業のことです。
■ モニター環境
レコーディング現場においては、音を聴く環境の事。
例えば、ヘッドフォンを付けてレコーディングする場合、そのモニター環境とはヘッドフォンから流れてくる音を聴く状態の事を指す。
■ ライン録音
1. レコーディング現場においては、スピーカーから音を出す出さないに関わらず、電気/電子楽器の出力からダイレクトボックス( DI )等を使って直接レコーダーに録音する方法の事。
例) 「この曲のベースの録音は、マイク録音とは別にライン録音もしておくね。」
2. ライブハウスやリハーサルスタジオ等で演奏する際、ミキサーで音量や音質を調整した後、ステレオ2トラックに録音する方法の事。
例) 「今日のライブは、PAさんがCD-Rにライン録音してくれた。」
■ ラフミックス
レコーディングされた音源をミュージシャンが自宅等で聴くため、簡易的にミックスダウンされたステレオ2トラックの事。
■ リアンプ
エレキベース・エレキギター等を直接レコーダーにライン録音をし、その音をレコーダーから再生させて、ギターアンプやベースアンプに送り、その出音を録音するレコーディングの手法。